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ガスプラント

​環境に応じた長期防食工法

防錆・防食

防食の設計及び施工 
 

複雑な形状への施工、厳しい環境下でも優れた防食・防水効果を持続するように設計施工します。
水道、ガス、石油、電力、橋梁、化学、鉄鋼、造船、建設などあらゆる産業界で活用できるよう、
ペトロラタム系及び酸化重合型の防食テープをベースに、保護外装にFRPや硬化型テープを積層
することで環境に応じた長期防食を可能にいたします。

防食テープ・保護外装工法

ベースの防錆はペトロラタム系防食テープや酸化重合型防食テープで行います。これらのテープは確立された施工によりどんな複雑な形状のものにも完全に密着し環境遮断を行います。熱を加える必要が無いため火気を嫌う現場でも施工可能です。また硬化時間を必要としないので、工期短縮ができます。

ペトロラタム系防食テープや酸化重合型防食テープは永久に硬化せず、防食テープのみでも防錆効果を長期にわたって持続しますが、機械的な衝撃に弱い面があります。そのため条件によっては、外面に保護外装を積層することによりさらに防食効果を長期化することができます。環境により防水性・耐候性・耐衝撃性・電気絶縁性・耐薬品性に優れた保護外装材(ウレタン、アクリル防水材・FRP・塩ビ、ポリエチレン基材のテープetc)を選択することができます。

防食テープ・保護外装工法については弊社の経験によって、ベストのものをご提案できます。。

新設・既設を問わずお客様のニーズに合った方法をご提案いたします。
 
 

施工例 埋設配管等
 配管を埋設してしまいますと、基本的に掘り起こさなければ配管の状態を確認することはできません。この場合、半永久的な防食を施すことが必要になります。
 
 施工仕様: 素地調整・ペトロラタム系防食プライマー塗布・溶接線にペトロラタム系
       防食テープ捨て貼り・ペトロラタム系テープ2重巻・塩ビテープ0.4t2重巻
 
 また、埋設管にライニング管が用いられることが多くなっておりますが、一番困るのが配管の溶接部の防食です。現地の狭い溝の中で直火を使っての防食は危険を伴いますし、配管を溶接する前に材料を設置する必要があります。それに比べペトロラタム系防食テープで施工すれば、火気を使用することもなく、溶接・機密検査が終わった後、短時間で完全な防食を行うことができます。ライニング材との取り合いの問題もなく工期短縮も見込めます。
 
 施工仕様: 素地調整・ペトロラタム系防食プライマー塗布・溶接線及びライニングと
       管面との段差にペトロラタム系防食テープ(または防食充填材)捨て貼り
       ・ペトロラタム系防食テープ2重巻・塩ビテープ0.4t2重巻

施工例 地上配管等
 鋼管類は一度錆びてしまうと、いくらグレードの高いケレンをして塗装しても、同じところから錆が発生してしまいます。ペトロラタム系防食テープで錆の発生をシャットダウンし、さらに環境・耐用年数によって保護外装を選択し積層することで半永久的に腐食を防ぐことができます。
 保護外装はグレードにより塩ビテープ巻、補強繊維敷き込みウレタン積層、硬化型シリコン樹脂テープ巻、FRP積層、耐食FRP等、要求される条件に適したものを選択します。 
 施工仕様: 素地調整・ペトロラタム系防食プライマー塗布・ペトロラタム系防食テープ 
       ・絶縁層積層・保護層(選択)積層・環境色塗布
       *保護層の仕様は環境に応じて設計します。
 

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施工例 装置・支柱・タンクの基礎等
 装置や支柱の基礎は地際のため、雨水のたまりや跳ね返りなどで腐食しやすい環境にありますが、アンカーボルトや補強板の端部等、塗料の厚みのとりにくい部分から腐食がおこります。また、タンク等は底板が腐食しないように雨水侵入防止措置をする必要があります。いずれにしましても、一度腐食が起きてしまうと、同じ個所から腐食が進行する傾向があり、塗装やシール材では抑えきれないのがほとんどであります。
 しかしながら、ペトロラタム系防食テープは複雑な構造や、フランジ、バルブ等の異形部についても十分な膜厚を確保でき、錆の進行を完全にシャットダウンすることができます。
 法定点検等でその部位を露出させる必要が生じても、他のライニング材のように重大な火気を使用することもなく切開できます。また、点検後は錆が発生していないので、簡単な素地調整で復旧が可能です。(他のライニング材では1種・2種のケレンが必要なことが多くあります。)
 
 施工仕様: 素地調整・ペトロラタム系防食プライマー塗布・凹部、段差部、ボルトナッ
       ト部等に防食充填材・ペトロラタム系防食テープ貼付け・保護層積層
       *保護層の仕様は環境に応じて設計します。
 

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